Park Hyatt Tokyo/パークハイアット東京

3-7-12 Nishi Shinjuku, Shinjuku-Ku, Tokyo

開業は1994年とバブル崩壊直後だが、まだ資金に余裕があったらしく、世界が認めるアイコン的な客室数177のホテルが誕生した。

ジョン・モーフォードが手がけた内装は、「モダンな抑制美としてのエレガンスとラグジュアリーとは何か」についての教科書的存在だ。45平米からと広々とした客室は落ち着いた雰囲気。緑がかった大理石と花崗岩、純白のリネンを使用したシンプルなベッド(サテンのピローやベッドの足を隠すひらひらとは無縁)は気品がある。そして特筆すべきはその景観。全室41階以上にあるため、富士山か都心の絶景を望める(筆者は都心側がおすすめ)。ホテルは新宿パークタワーを構成する3つのタワーの上層階(39~52階)に位置しており、かなり広々とした印象。45階のプール、フィットネス、スパは圧巻の一言だ。全面窓のすぐ手前に、エリプティカルマシンやランニングマシンが配置されている。

開業から20年が経過しており、改装は常に行われているが、中には少々古びた部屋も。

全室から絶景を望むことができる

パークハイアット東京最大の欠点として誰もが挙げるのが、そのロケーション。新宿駅南口から徒歩15分は掛かり、スーツケースを持って歩く距離ではない。駅からタクシー、またはエアポートリムジンで向かうべし。

有名な「ニューヨーク・バー」

パークハイアット東京を訪れる人のほとんどは、客室の中に留まってはいないだろう。なぜなら、ニューヨーク・バーがお目当てだからだ。ビル・マーレイ主演の映画『ロスト・イン・トランスレーション』で有名になったバーで、実際に行くと映画以上に素晴らしい。

隣接するニューヨーク・グリルは高いので、ランチビュッフェかウィークエンドブランチを勧めたい。5,000円という価格が安く感じられるほどの充実ぶりだ。

45階のプール、フィットネス、スパは特に素晴らしい。全面窓のすぐ手前にエリプティカル&ランニングマシンが配置されている。

館内には図書館も。ホテル専属デザイナーによる、厳選されたアート、旅行、デザイン本のチョイスにセンスが光る

品揃え豊富な「パークハイアット・デリカテッセン」

パークハイアット・デリカテッセンはおすすめ。パン、ワイン、オリーブオイルの豊富な品揃えが嬉しい。

ここは散財するホテルであり、それだけの価値もある。喧噪から離れた立地と客室を満たす禅の雰囲気が、ここを単なるホテルを超えた“都会のサンクチュアリ”にしている。パークハイアット東京は、満場一致でザ・リストの東京編ベストホテルだが、敢えて言えばそろそろニューヨーク・バーは禁煙にしても良い(ビル・マーレイ以外は)。

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